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逃げるは恥でも何でもない!ブラック企業で鬱になってから転職に至るまでの実録

仕事をしていれば良いことも悪いこともあり、どんなに優秀な人間でも、イライラすることやストレスを感じることは日常茶飯事です。誰しもがそのストレスと上手に付き合いながら日々の仕事をこなしていくのですが、ストレスの大小は人それぞれですよね。

そこで今回は、転職と鬱、そしてその対処方法についてお話ししたいと思います。

 

仕事のやり方に納得出来ず鬱になる!?

私は初めて社会に出てお金を稼いだ時は、とある接客の仕事をしておりました。給料も良く特に不満はなかったのですが、私の夢を叶えるために営業の仕事をしようと転職をしました。その時は夢がいっぱいで、『半年で昇格しよう!』とか、『やがて独立してもっと稼ごう!』とか、『世の困っている人のために!』と、やる気に満ち溢れていました。

しかし現実は、その会社のやり方に馴染めず半年で体を壊し、医者には鬱の症状が出ていると言われ、数か月は仕事が出来る状態に戻りませんでした。所謂ブラック企業という会社に入ってしまったのです。

その会社のやり方というのが、電話でアポイントを取り、訪問して商品をご案内するという至ってシンプルな内容ですが、電話で話す内容が、少し相手を騙している感覚になる話し方を教わったのです。

要するに〇〇語り(大手の会社の関連と思わせる語り方)のトークというやり方で、半ば強制的に人を騙すようなトークをし、当然疑問を持ちながら仕事をしていても数字は上がらず、待っているのは上司からの圧力でした。

仕事と上司からのプレッシャーを家に持ち帰ると、次に待っているのは不眠です。夢の中でも上司に怒られ、夜中に飛び起きて再び眠ることは出来ず、仕事のプレッシャーから自宅でも電話を掛けるリストを作り始めました。睡眠時間は長くても5時間ほどで、平日は2~3時間ほどしか寝ていなかったです。

体に異変が出始めるまでに、夢や希望を壊されてから1カ月も掛からなかったと思います。不眠症になり頭痛や吐き気、表情はどんどん無表情になり、笑っているつもりなのに笑顔がなくなったとよく同僚に言われました。鬱の初期症状だそうです。

私の場合、ここで歯止めが掛かったので後遺症が残るようなひどい状態にならなかったのだと思いますが、もしもあのまま続けていたら、今でも精神安定剤を服用している可能性もありますし、最悪の場合、自分で命を絶っていたかもしれません。

 

上司との関係が時に心を壊す!

どこの会社に行っても付きまとう会社の中での人間関係ですが、チームを組んだ上司と相性が合わなければ、かなりのストレスになりますよね。

これはまた別の会社でのお話しですが、ある程度仕事の経験を積み、部下に仕事を教えられるようになり、私の中での上司像と実際の自分が重なってきた頃だと思います。小さな会社でしたので、私に決済出来ないような相談は社長に直接判断を委ねていました。もうお分かりだと思いますが、私の上司は社長だけという状況だったのです。

大きな組織に居た頃は、上司は別の部署も含めると半数以上居ましたし、合わない上司とは無理に合わせることもありませんでした。そこは相手も分かっていたと思うので良い距離を保って仕事が出来る環境でした。

しかし、上司が社長だけで、しかも部下からの信頼がかなり薄い人物でしたので、間に挟まれた私はどこにも相談することが出来ずにかなりのストレスを抱えていました。

社長は当然全ての愚痴を私にぶつけ、部下ももちろん、上司(社長)への不満は全て私にぶつけてくるような状況でした。もちろん上司への不満が出るのは仕方ない事ですが、私は部下を諫め、部下も納得してくれる素直な後輩ばかりでした。

ある時、会社でお付き合いのあるメーカーの方たちと食事をする機会があったのですが、小さい会社ながら業績が良かったこともあり、私や部下も含めて席を用意していただきました。その時、お酒の力なのか冗談なのか普段から思っていたことなのか、付き合いのあるお客様や部下の目の前で、私を指さしながらひどく中傷的なことを言われました。

持論になってしまうかもしれませんが、お客様に自分が褒められれば部下や上司のおかげと言うし、部下が褒められれば素直に喜ぶべきだし、私も褒めるようにしています。

しかし私の上司は一味違いました。私や私の部下が、その時にいらしたメーカーの、商品目標販売台数を上回り販売したので、お褒めの言葉をくださり、それでも謙虚に話しをしていたのですが、私に対して嫉妬し始めたのです。

中傷的な言葉を、私に指さして笑いながら言われてしまい、かなり空気が悪くなりましたし、次の日は私が会社の空気を悪くしてしまいました。もちろん様々な原因はあるのですが、私はその会社に居る理由がなくなりました。

人間関係が好ましくなく辞めてしまう理由の中で、最も多いのが上司との関係です。同期入社してその同期と合わないから辞めるという人はほとんどいないのではないかと思います。もちろん部下に虐められて、なんていう人は恐らく居ないのかなと思いますので、上司との関係がストレスになり、それが原因で鬱になってしまう方も多数いると思います。

厚生労働省の調べによると、平成28年度は約10人に1人(男性7.2% 女性12.1%)の割合で人間関係を理由に退職することを選んでいるそうです。

参考:-平成 28 年雇用動向調査結果の概況-

 

鬱の時に転職は不利なの?鬱病は面接で隠した方が良いのか?

まず鬱病になってしまったら、大前提として必ず回復してから転職活動を行ってください。きちんと通院し、主治医と相談しながら行動を起こさないと、最悪の場合死に至る病気であるという事をきちんと認識しましょう。

転職するということは、急いで次を決めないといけないプレッシャーや、せっかく良い条件の会社と出会っても採用してもらえないストレスが重く圧し掛かります。鬱の進行を早まらせるばかりで何も良いことはありません。

そして鬱病が治ってから、いよいよ転職活動を再開するにあたって注意すべきことがあります。それは、『なぜ前職を辞めたのか』という事です。仕事や人間関係のストレスが原因で鬱になった経験を話すべきなのかという点ですね。

結論から先に申し伝えますと、鬱病になってしまったことは全く言う必要はありません。採用後に信用出来る上司に打ち明けることはあっても、面接の段階で自分に不利になる経歴を隠すことは悪い事ではありません。経歴詐称とは全く異なります。

私はいくつかの会社でアルバイトや正社員を採用するための面接官を経験したことがありますが、前職を辞めた理由は必ずお聞きします。その際、辞めた理由が悲観的な方は採用しないようにしていましたし、逆に言うと、それが本当かどうかはあまり関係がなく、前向きな回答が出来るかどうかが1番大切な要因でした。

鬱病になってしまったかどうかではなく、今現在前向きな思考で面接に来てくれているかどうかが重要です。

転職を経験するときに、数カ月間期間が空いてしまうという事も誰でもあります。私はこれも答え方ひとつだと思っています。ただ『旅行をして遊んでいた』と正直にいう人はいないと思います。『日本の文化を学ぶために、各地に足を運んで地域の方と触れあっていました。』と言う方が印象は良いですし、その答え方で『この人は嘘を言っている』とはなりません。

自分自身が不利になってしまうことは無理に話さず、面接の時は隠しておくことが大事ですし、それがばれるようなことはありませんので安心してください。

 

そもそもうつ病になる前に大切な考え方!

鬱になる前に環境を変えよう!まずは心の回復を!

私は過去に数回転職をしています。同業種の転職もありますが、どのタイミングで転職をしているかというと、仕事、プライベート、人間関係、給料、体力などを考え、適度なストレスの中で働けているかということです。

1度でも鬱を経験してしまうと、癖のように症状が出てしまう時期がありました。鬱になり会社を辞め、新たな職に就こうと転職を試みるのですが、転職のための情報誌を見ていると頭痛が酷くなることもありましたし、外に出ることさえままならない状態になりました。

前職の退職金や貯金で1、2か月は働かなくても過ごすことは出来ましたが、働かないと安定して収入が得られなくプレッシャーがあり、さらに焦りが募るばかりでした。たとえ転職が成功しても、入社してすぐにお金が入るようなことはありませんので、生活出来なくなる状況は目の前に迫っていました。

こうなってしまってはもう負の連鎖が続くばかりです。面接が怖い、外にも出られない、人に会えない、貯金がなくなっていく、焦る、また鬱の症状が出る、という状況です。

この負の連鎖を断ち切ったきっかけは後述しますが、本当に苦しい経験がありました。鬱になってから環境を変えようとしても、なかなか好転しないのです。仕事内容や人間関係、金銭的なストレスが見合わなければ、鬱になる前に行動をしないと手遅れになってしましますよ。
 

苦しい時はとにかく逃げる!?

私が1度鬱になり、悪循環から抜け出すきっかけになったのは、とにかく現実から目を背け、心も体も逃がそうと思い、その時話せる数人の友人を誘い旅行に出掛ける事にしました。

鬱の影響から不眠症になり、基礎体力も無くなって行動力も無くなってしまうので、私は一念発起し温泉旅行に出かけることにしました。旅行など出来るほど生活に余裕はありませんでしたが、後先のことを考えてしまうとまた鬱の症状が出てしまうので、何も考えず今やりたいことをやろうと思いました。

温泉で体を癒し、ゆっくりと流れる時間を自然の中で過ごすことによって、都会で聞こえる人工的な喧騒や上司から言われた文句が頭から剥がれていきました。その時は久しぶりに安眠出来たのをよく覚えています。

その後も地元に帰り、久しぶりに会った友人や家族と会い、鬱になったことを隠して近況報告などをしているうちになんとなく、『そろそろ休憩も終わりかなぁ。』と思えるようになりました。また同時に、『こんな時間を何度も過ごしたい!次は別の場所に行きたい!これを目標にまた働こう!』と思えるようになり、再度働くことが出来るようになりました。

現実から目を背けてはいけないとか、仕事や社会から逃げてはいけないという風潮が現実的にありますが、私の経験上それは間違いだと思っています。それは言い方ひとつで逃げるという事になりますが、心に栄養を与える手段だと言えば逃げる事にはなりません。

風邪をひけば医者へ行き、処方された薬を飲むのと同じことで、心に栄養が足りなければ楽しいことで満たす事や、原因となるストレスを取り込まないようにすることは当然と言えるのではないでしょうか。

悪いことをしたら逃げてはいけませんが、悪い状況からは逃げるべきだと私は確信しています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。働くほぼ全ての人が、仕事や人間関係で悩んだ経験をしていますし、それが原因でストレスとなって鬱になってしまう人は数多くいます。もちろん私もその1人です。

きちんと自分の心を見つめて健康かどうかを見定め、鬱になってしまう前に、上司に相談をして部署を変えて環境を変化させるなり、思い切って転職をするなり、対処を早めにしていくことが大事です。

少数派の意見かもしれませんが、私は辛い時は逃げるべきだと思いますし、『逃げ』ではなく『攻め』なんだと考え方を変えれば、心が健康なまま転職が出来ると思いますよ。